会長挨拶

高知県言語聴覚士会は、会員数10名足らずであった26年前の高知県言語療法士会を基礎に国家資格の創設に合わせ言語聴覚士会と名称変更し、リハビリテーションの一翼を担う専門家の集団です。
言語聴覚士は、現代社会の中で大切だといわれる、コミュニケーションや食べることに深く関係がある耳や口、脳の機能に対して対処法を見出すための検査評価、治療、指導、助言、援助を病院や施設、学校、福祉保健所等で行っているリハビリテーション専門職です。
高知県下では260名の仲間が小児から成人までの「うまく話せない」「聞き取りにくい」「食べられない」「書けない」「落ち着きがない」等に取り組んでいます。会員は20歳代から30歳代が多い会ですが、失語症会話パートナー養成講座なども企画し、コミュニケーションに支障のある方々が地域で暮らせるよう活動を継続しています。さらに、今後積極的に推進される「地域包括ケア」の一翼を担える「人作り」にも若い情熱で取り組んでいます。
高齢者や小児の聞こえの問題にも関係機関と共に取り組んでいき、コミュニケーション障がいのある方々の「声なき声を拾い」「しっかり聞いてもらい」「言いたいと思うことを言える」それを現実のものにできる言語聴覚士でありたいと思います。
高知県言語聴覚士会は、会員のスキルアップや各種機関と連携し育っていくよう活動していきたいと思います。

高知県言語聴覚士会会長 西田香利
(くぼかわ病院)

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